神奈川県のデータ?別のHDD3個に 流出拡大の可能性

 神奈川県庁で使われていたハードディスク(HDD)が外部に流出した問題で、ネットオークションで転売された18個とは別に、警視庁が押収した少なくともHDD3個から、新たに県庁のものと見られるデータが見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。HDDは、処分を請け負ったブロードリンク(東京都中央区)に県から計396個引き渡されたが、18個以外は適切に処分されたかわかっていない。流出被害がさらに拡大する可能性が出てきた。

 警視庁捜査3課などによると、同社の元社員、高橋雄一容疑者(51)=横浜市旭区=は今月3日午前6時40分ごろ、同社本部テクニカルセンター(東京都大田区)の「データ消去室」からHDD12個(2万4千円相当)を盗んだとして逮捕された。東京地検が27日、同容疑者を窃盗の罪で起訴した。

 HDD12個は同社が私物用ロッカーで発見し、外部に持ち出される前に押さえていたもの。捜査関係者によると、12個のうち3個について記録内容を解析したところ、県が関係する試験の点数など県の業務に関する情報だったことが判明した。県民の個人情報は現状では確認されていないという。

 高橋容疑者は同庁の調べに対し…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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