神奈川県立の障害者施設「中井やまゆり園」(中井町)での虐待の有無について調査していた県の第三者委員会は5日、最終報告をまとめた。情報提供をもとに調査した91件のうち、25件に虐待の疑いがあると判断。県は関係自治体に通報した。利用者の肛門(こうもん)にナットが入っていたり、服薬用の水に塩や砂糖が入れられたりした事案があったという。
園は2016年に殺傷事件があった「津久井やまゆり園」とは別の施設で、県が直接運営している。
最終報告によると、ほかにも利用者の額を職員がこぶしでたたいたり、利用者が起きてから寝るまで廊下を歩かせ続けたりするなどの虐待事案が確認された。延べ28人の利用者が被害に遭っており、関与が疑われ、処分の対象となる可能性のある職員は全体で76人に上るという。
19年にあった利用者の骨折…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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