増田勇介
神奈川県のホームページの1割近くで、リンク先のページに移ることができない「リンク切れ」が生じているとみられることが5日、わかった。県のホームページは公開してから1年経つと原則非公開にする運用にしており、その結果リンク切れが多発しているという。
この日の県議会一般質問で織田幸子氏(公明)の質問に答えて明らかにした。織田氏は独自に調査会社に依頼してリンク切れが一定数以上あることを把握したとして、「(年齢や障害にかかわらず情報を得られる)ウェブアクセシビリティー以前で、最低限対応しておくべきこと。県のHPの価値を毀損(きそん)し、情報発信の姿勢が問われている」と指摘した。
黒岩祐治知事は、県のHPの計約5万3千ページのうち約9%にあたる約4700ページについて「リンク切れの可能性がある」と答弁。「詳細な調査をして修正を行っている。今後もチェックを行いリンク切れページを解消する」と釈明した。県によると、県が関係する外部サイトの4310ページについても同様にリンク切れの可能性があるという。(増田勇介)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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