TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。9月27日(金)の放送では、“オールブラックスのタトゥーへの配慮”について意見を交わしました。
◆日本文化に配慮 長袖シャツ&タイツなど着用
「ラグビーワールドカップ2019日本大会」で来日中のニュージーランド代表のオールブラックスが、ホテルのロビーにいるときなどには長袖のシャツやタイツなどを着用してタトゥーを隠す、日本文化に配慮した特別な対策をとっていると、ニュージーランドのヘラルド紙が報じました。
ラグビーの国際統括団体ワールドラグビーは、暴力団との繋がりを連想させるため日本ではタトゥーが敬遠されていて、長袖で隠したほうがいいと説明しているそうです。
弁護士の三輪記子さんは、オールブラックスの配慮を理解しつつも、「そういうことをすればするほど、普通にファッションとしてタトゥーを楽しんでいる人とかについてどう考えるのか、偏見が温存される可能性が……」と案じます。
そして、タトゥーに関し「暴力団のものと海外の方がしているものでは、なんとなく文化が違う」と言うMCの堀潤の意見に、「そうですよね……」と頷きます。
では、海外におけるタトゥーの意義とは何なのか。アメリカ出身のライターで大学教員のマシュー・チョジックさんは「タトゥーはファッションではなく媒体(メディア)。表現できる方法」と言い、「(タトゥーは)守るべき、隠す必要はない。同じ大学の先生は、セーラムーンのタトゥーを入れています。タトゥーを入れている学生も多い」と主張します。
夏休みの宮瀬茉祐子に代わり、キャスターをつとめた平川彩佳さんは、日本と海外のタトゥー文化の違いに理解を示したうえで、オールブラックスが日本の文化に合わせてくれたことに「すごく紳士的だなと思ってうれしいと思った」と言います。
最後にマシューさんは、日本の伝統文化にもタトゥーがあるだけに「ダイバーシティ(多様性)を守るべき」と改めて主張していました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース