阪神・淡路大震災の復興とともに歩んできたサッカーJ1・ヴィッセル神戸が悲願の初タイトルを手にした。天皇杯優勝から一夜明けた2日、神戸で開かれた優勝報告会には約3千人のサポーターが詰めかけた。
サポーター歴約20年の森下雅文さん(53)は「ここまでの道のりは本当に長かった。チームの調子も上がり、皆が今年はタイトルに届くと信じていました」という。クラブ創設時から応援し続けている酒井剛さん(53)は「ヴィッセルは震災とともに生まれた。その時の経験をクラブとサポーターが共有し、受け継いでいる。だからこそ、選手とサポーターはファミリーなんです」と胸を張った。高校2年の藤井結斗さん(17)は「節目の年、令和の新時代に神戸の歴史を変えた。すばらしい試合を見せてくれた選手や監督に感謝したいです」と話した。
報告会の終盤、サポーターらが歌う応援歌「神戸讃歌(さんか)」が空に響き渡った。
《ともに傷つき ともに立ち上…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル