神戸山口組員ら撃たれ重傷、暴力団同士の抗争か 尼崎

 3日午前11時35分ごろ、兵庫県尼崎市稲葉元町2丁目の住宅街で、発砲音が数発聞こえた、と110番通報があった。県警によると、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系の男性組員(61)と、組関係者とみられる知人男性が手や足を撃たれて重傷。県警は暴力団同士の抗争の可能性があるとみて、殺人未遂容疑で逃げた男2人組の行方を追っている。

 暴力団対策課によると、撃たれた組員はコンビニエンスストアの駐車場付近を2人で歩いていたところ、男2人組から声をかけられて銃撃されたと説明しているという。使われた拳銃は見つかっていない。目撃証言などから、逃げた男2人組はともに40代ぐらいで、一人は黒っぽい服装、もう一人は白色Tシャツと青色ズボン姿だった。近くに止めていたワンボックス車で逃走したという。

 神戸山口組をめぐっては、山口組との対立抗争の激化を受け、兵庫や大阪、愛知など6府県の公安委員会が今年1月、双方の活動を大幅に制限できる「特定抗争指定暴力団」に指定した。兵庫県内では尼崎市を含む5市が警戒区域とされ、組員がおおむね5人以上集まったり、対立する組事務所近くをうろついたりすることなどが禁じられていた。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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