鈴木春香
新型コロナウイルスワクチンの市立中学・高校での集団接種を検討していた神戸市は、12~15歳への接種券の発送をいったん見合わせる。久元喜造市長が10日の定例会見で明らかにした。「国の方針の混乱」を理由に挙げた。
厚生労働省がファイザー社製ワクチンについて対象年齢を12歳まで引き下げたことを受け、神戸市は中高生への集団接種も視野に、6月中に接種券を発送できるよう準備してきた。
ところが、萩生田光一文部科学相が8日の記者会見で、12~15歳への接種に検討すべき課題があるとして「学校でただちに集団接種ということは考えていない」などと発言。これを踏まえ、久元市長は「厚労省がアクセル、文科省がブレーキをかけているような状況で大変当惑している」と批判。「国の方針が混乱しており、検討はしばらくストップしたい」と説明した。(鈴木春香)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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