多くの企業が仕事始めを迎える4日、丸の内や大手町などのビジネス街に近く、スーツ姿の初詣客が境内を埋める光景が風物詩の神田明神(東京都千代田区)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、例年より人出は少なかった。
同神社には例年、1月中に1万社ほどの企業の参拝の申し込みがあるが、今年は「7割ほどにとどまっている」という。
神社は、境内の混雑状況が分かる定点カメラ映像をインターネットでライブ配信している。夜間や早朝など、日中の混雑時を避ける「分散参拝」を呼びかけている。境内各所にアルコール消毒液を設置する他、参拝者が使用する手水舎(てみずしゃ)のひしゃくを撤去するなど感染対策に取り組んでいる。
会社の同僚と参拝に来ていた社会人1年生の近藤瑛佑さん(23)は「困難に負けず、変化に対応した働き方をしたい」と新年の抱負を語った。(瀬戸口翼)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル