新年を前に各地で迎春準備が進むなか、和歌山県橋本市隅田町の隅田八幡神社では15日、地元の市立隅田中学校の美術部員1、2年生2人が制作した来年の干支「子(ね)」の大絵馬が奉納され、氏子らが竹燈籠作りに取り組んだ。
絵馬は五角形で、縦横1・8メートル。ネズミと、禰宜(ねぎ)や巫女(みこ)姿の少年少女がタイなどの縁起物と一緒に描かれている。2年の玉那覇心(たまなは・こころ)部長と1年の前田亜衣里さんが10月下旬から約1カ月かけて制作した。玉那覇さんは「子孫繁栄や五穀豊穣(ほうじょう)を祈って、かわいらしく描きました」と笑顔を浮かべた。
氏子青年会のメンバーも、市内の竹林で伐採した竹を大中小のサイズに切って丁寧に縄で縛り、竹燈籠を仕上げた。
寺本佳文禰宜は「絵馬は生徒が思いを巡らせて制作してくれた。竹灯籠の作業を見ると、新年も近づいているのだなと思います」と話していた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース