【動画】魚の付加価値を上げる「神経締め」講習会に参加してみた=西晃奈撮影
「釜石神経締め研究会」
恐ろしげな名前だが、何をしているところなのか。格闘技団体? ロックバンド? 「講習会」をするという案内をもらい、物は試しに行ってみた。
えらを切って、血を抜いた魚の脳天に先の尖(とが)ったピックをぶすり。開いた穴から脊髄(せきずい)にワイヤを通すと、バタバタしていた尾びれが、すぐに動かなくなった。
岩手県久慈市の魚市場で10月中旬にあった講習会。研究会の佐々木洋裕会長が実演してみせると、約1分の早業に、集まった約50人の漁業関係者らから感嘆のため息が漏れた。
「船のデッキに上げた魚が、ピクピクするたびにうまみが逃げる。けいれんを早く抑えるため、締めるんです」
神経締めは、魚を血抜きした…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル