被災者を少しでも笑顔にしたい――。富山県内の露天商約20人が、能登半島地震で被災した石川県七尾市の小学校で20日、炊きだしをした。出店のプロが提供したのは、子どもに人気の軽食約1千食分。ひととき、祭りのような光景が広がり、被災者から笑みがこぼれた。
20日午後、七尾港に近い七尾市立小丸山小学校に屋台が6軒並び、避難者や子ども連れが列をつくった。約100人が身を寄せる同校の避難所では、断水が続き、いつ学校が再開できるか先が見通せない状況だ。
そんな避難所の人たちを励まそうと、露天商らは、お好み焼きを巻いた「はしまき」、たこ焼き、ポテトフライ、「10円玉パン」などを提供。子どもにはリンゴあめやイチゴあめも手渡し、輪投げ遊びも用意した。
自宅被災でも…駆けつけた露天商の思い
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル