福利厚生「リロポイント」5200万円分、自分に付与した疑いで逮捕

福冨旅史 三井新

 福利厚生事業を代行する「リロクラブ」が提供する福利厚生サービスのポイント5200万円分を不正に自身に付与したとして、警視庁は6日、元会社員の小松真美容疑者(39)=千葉県松戸市=を背任容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 捜査2課によると、小松容疑者は昨年1月に8回、勤務先の会社が福利厚生で使う「リロポイント」計5200万円分を自身に付与し、会社に同額を支払わせて損害を与えた疑いがある。勤務先はIT関連会社「ミロク情報サービス(MJS)」の子会社だった。

 リロポイントは様々なサービスなどと交換でき、子会社が福利厚生で社員に付与していた。小松容疑者はポイント付与の権限を持っており、自身に不正に付与したポイントを金券などに交換して換金。競馬や競艇オンラインカジノなどに使っていたという。

 同課は小松容疑者が21年10月~23年3月、逮捕容疑も含めて計約3億4千万円分のポイントを不正に自身に付与したとみて調べている。

 子会社が23年7月に警視庁に告訴。小松容疑者は同月、懲戒解雇されていた。(福冨旅史、三井新)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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