福岡県は新型コロナウイルスの感染者数が大幅に減ったことを受け、8月5日に出した県独自の「福岡コロナ警報」を今月8日に解除する方針を固めた。今後の感染再拡大に備え、警報を出す判断基準も見直す。
警報は新規感染者数、病床稼働率など県独自の4指標をもとに発動される。一時は、病床稼働率が警報発動基準の「50%」を大きく上回る66%に達したが、6日時点では9%まで下がり、新規感染者数も9月中旬から1桁で推移している。
県は今後の感染再拡大を念頭に指標を見直す方針。医療機関の病床確保を前もって進めるため、病床稼働率の基準を「25%以上」に引き下げる。一方、感染者の隔離態勢が充実したことを踏まえ、新規感染者数の基準は「直近3日間の平均感染者数が3日連続で8人以上」としてきたのを「40人以上」に緩和する。(山田佳奈)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル