山崎毅朗
福岡県は3日、古賀市の農場で死んだ大型鳥エミューから高病原性が疑われる鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたと発表した。県内での鳥インフルエンザの確認は今季5例目。
昨年12月下旬に糸島市内の養鶏場で2例の発生が確認されていたが、県は、距離が離れていることなどから、今回のケースの感染経路は異なるとみている。
この農場では約430羽のエミューを食用で飼育していたが、1、2日にかけて計26羽が死亡したため県に報告した。県は11羽のサンプルを2日に簡易検査し、7羽の陽性が判明。3日朝には遺伝子検査でH5亜型と判明した。
県は農場のエミューの殺処分を進めるとともに、半径3キロ以内を鶏や卵の移動を禁じる移動制限区域に、半径3~10キロ圏内を区域外への持ち出しを禁じる搬出制限区域にそれぞれ設定した。(山崎毅朗)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル