福岡県警、警部が女性記者に捜査情報漏洩 端末の照会歴などから発覚

 福岡県警の警視、警部、警部補の3人が、県警本部や警察署の端末で照会した情報などを外部に漏らしていたとして、不適切事案や地方公務員法違反(守秘義務違反)などの疑いで捜査していたことが捜査関係者の話でわかった。県警は19日、3人の処分を発表した。

 捜査関係者によると、警視らは端末を照会するなどして、内部情報を外部の知人に漏らしていた。既婚の男性警部は不適切な関係にあった女性記者に情報を流していたという。

巡査長の外部漏洩事件を機に調査 類似例が複数見つかり警視も

 県警の情報漏洩(ろうえい)を巡っては昨年7月、田川署の30代男性巡査長が、犯罪歴などの個人情報を照会できる端末を使い、捜査情報などを暴力団組長らに漏らしたとして、同法違反容疑で逮捕される事件が起きた。事態を重く受けた県警は、本部や各署の端末の照会歴を確認したところ、複数の不自然な操作の形跡が見つかった。調査した結果、複数の警察官が情報を端末で照会するなどの事実を確認。外部にも漏洩していたことが判明し、監察官室が漏洩した警視らに事情を聴いていた。警視らは漏洩を認めているという。

 こうした情報は警察官同士のSNSグループを介して県警内部に広まっていたといい、県警は関与した警察官らの処分を検討している。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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