福岡県警が公然わいせつ容疑で男性を誤認逮捕 アリバイ確認せず

 福岡県警小倉南署は17日、北九州小倉南区の40代男性を公然わいせつ容疑で誤認逮捕し、約9時間後に釈放したと発表した。犯行時間のアリバイを確かめる捜査をしていなかったが、逮捕後の捜査で当時別の場所にいたことが確認できたという。

 署によると、2月11日午後0時15分ごろ、同区上葛原1丁目の商業施設の男性警備員から「付近にいた女児を見ながら下半身を出している」と110番通報があった。

 署は、防犯カメラや犯行に使われたとみられる車などについて捜査を行った結果、犯行が裏付けられたとして、17日午前6時15分に同容疑で男性を逮捕した。

 男性は逮捕後、「この日は県内の別の場所にいたので犯行場所にいることはできず、私ではありません」と否認した。その後、男性の仕事の関係者に確認したところ、男性が当時は県内の仕事現場におり、当日この商業施設に行っていなかったことがわかったという。

 署は17日午後3時10分に男性を釈放。誤認逮捕に至った理由を説明の上、謝罪したという。

 同施設では今月4日にも男が下半身を露出したという事案があり、署幹部は「性犯罪を未然に防ぐためにスピード感を持って捜査する必要があった。そのため落ち度があったということ」と説明。西ノ原郁雄副署長は「関係者に対し、深くおわび申し上げるとともに、再発防止に努める」としている。興津洋樹

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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