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新型コロナウイルスの影響は、日本のコメ農家にも広がっています。福島県須賀川市にある倉庫には、売れ残ったコメが、うず高く積まれたままです。農林水産省によりますと、新型コロナによる外出自粛や訪日外国人客が減ったことなどで、外食向けなどのコメ需要は8.6万トンも減っています。約5億7000万合分にあたる量です。特に、福島の影響は深刻だといいます。
須賀川産直センター・松川正夫代表理事:「原発事故後は“福島米”と売られているのはほとんどない。外食産業、レストランとか食堂とかにいっているのが多い」
福島産のコメは、原発事故の風評被害で価格が下がり、販売先の多くを外食産業にシフトしてきました。それが、コロナで裏目に出てしまったのです。
須賀川産直センター・松川正夫代表理事:「テレビなんかでは、居酒屋の影響とかかなりやってるが、我々1次産業、農業のことは、全然取り上げられてないが、コロナの影響で、我々自身も生活が大変だというのが今の現実」 さらに、新型コロナによる“コメ余り”で、価格が、去年よりも下がったといいます。
コメ農家・藤島正吉さん:「去年より1俵2000円、安かったから、やっぱり減収と同じになる。収入でいうと約300万円くらい違う。今年はなんとか、やり繰りはきくけど、来年になるとこたえる」
コメ農家を辞めるという仲間もいるそうです。
コメ農家・藤島正吉さん:「今まで一緒に働いてたやつが辞めるとなると、寂しい感じがする。風評被害で、やっとやれやれと思った矢先。皆さんコロナには、ずいぶん心痛めてると思う」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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