小川崇
今年3月に起きた福島県沖を震源とする最大震度6強の地震で脱線した東北新幹線について、JR東日本は20日、全17両編成のうち7両の廃車手続きを進めると発表した。外見上大きな損傷はないが、「車体内部や配線への影響について確認できない」などとして、営業での使用を見送った。残りの10両を所有するJR北海道も、既に廃車にする方針を明らかにしている。
また、JR東によると、調査のなかで、車体と台車をつなぐ部品に地震との関連がないとみられる線状の傷が19カ所見つかったという。同じE6系車両を調べたところ、全24編成のうち22編成で同様の傷が340カ所確認された。腐食などが原因とみられる。
JR東は、安全上の問題はないとして営業運転を続け、定期検査で順次修繕していくという。(小川崇)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル