東京電力福島第一原発の処理水の放出に反対する抗議活動が24日午前、東京都千代田区の東電本店前であった。団体や個人で作る「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」のメンバーらが放出をやめるよう訴えた。
主催者によると約400人が参加。「命の海を汚さないで」といったプラカードや横断幕を掲げた。次々とマイクを握って「政府は国民の理解を得ると約束していたのに、対象をせばめている」「東電は海を汚して良心の呵責(かしゃく)を感じないのでしょうか」などと訴えた。
東京都杉並区の男性(71)は「魚などの風評被害のこともあるが、長期で考えれば健康被害が心配だ。東京電力はまた過ちをおかすのか。放出はやめるべきだと思って声を上げに来た」と話した。
奈良県橿原市から来た女性(78)は「福島ではあれだけの人が代々の土地に住めなくなったのに、今また福島の海に流すという。腹立たしく、やるせない気持ちで来た。東電には目を覚ませと言いたい」と語った。(上野創)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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