私立中高連が新型英検を批判 予約金の廃止求める要望書

 2020年度から始まる大学入学共通テストで導入される英語民間試験について、日本私立中学高校連合会(吉田晋会長)は19日、萩生田光一文部科学相に対し、民間試験の一つに認定されている英検の予約金を廃止させることなどを求める要望書を提出した。

 要望書では、英検を実施する日本英語検定協会に対し、「試験の実施団体としての自覚や責任を欠いている」などと批判。一方で、民間試験の導入については、「中断・延期すればかえって大きな混乱を招き、準備を進めている高校生に新たな負担を強いる」として円滑な実施を求めた。

 英検協会は18日、共通テスト向けに始める新型英検の「S―CBT」(第1回)の予約受付を始めた。予約金3千円がかかり、受験しない場合も返金されないことに反発が広がり、協会は、10月8~15日に予約をキャンセルすれば、2500円程度を返金することを公式サイトで公表した。

 英語民間試験をめぐっては、全国高校長協会が9月10日、導入の延期と制度の見直しを求める要望書を文科省に提出している。(宮崎亮


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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