警視庁は13日、全日本私立幼稚園連合会(東京都千代田区)の資金を私的流用したとして、連合会元会長の香川敬容疑者(70)と元事務局長の勝倉教雄容疑者(49)を業務上横領と私文書偽造の疑いで逮捕し、発表した。
捜査2課によると、2人は2016年5月~20年8月、香川元会長が私的に利用した東京・銀座の高級クラブや高級ホテルのフィットネスクラブの支払いに充てるため、連合会名義の銀行口座からクラブ運営会社やホテルの口座に計約700万円を送金して流用した疑いがある。利用回数は銀座のクラブが14回計約120万円、ホテルのフィットネスクラブが計198回で年会費含め計約580万円だったという。
また、不正発覚を免れるため通帳4通と残高証明書3通を改ざんし、連合会の口座残高が実際より約2億2千万円分多いように装った疑いもある。同課は2人の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、逮捕前の調べに香川元会長は「(飲食は)会長として人脈を広げるためだった」と私的流用の趣旨を否定し、勝倉元事務局長は「香川元会長の指示で支払った」と説明したという。
連合会が2人に損害賠償を求…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル