三浦淳
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐり、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人買収)の罪で懲役4年などの実刑判決を受けた衆院議員・秋元司被告(49)について、東京地裁は7日午後、保釈を認める決定を出した。1億円の保釈保証金は納付されたという。
東京地検は決定を不服として抗告したが、高裁が抗告を棄却すれば秋元被告は保釈される。
東京地裁は7日午前、秋元被告に懲役4年、追徴金約760万円(求刑懲役5年、追徴金約760万円)の実刑判決を言い渡した。秋元議員は判決前に保釈されていたが、実刑判決を受けたことでその効力はなくなった。弁護側が判決後に改めて保釈を地裁に請求していた。
保釈保証金1億円のうち、今年6月の保釈時に納めた保証金8千万円を使い回せるため、秋元議員は今回新たに2千万円を納付したという。
秋元議員は2019年12月に収賄容疑で逮捕され、20年2月に3千万円の保証金で保釈されたが、贈賄側に報酬を示して裁判でうその証言をさせようとしたとして、20年8月に再び逮捕。保証金3千万円が没取されたが、今年6月に新たに保証金8千万円を納付して保釈されていた。(三浦淳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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