カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件に絡んだ証人買収事件で、東京地検特捜部が衆院議員の秋元司被告(48)=収賄罪で起訴=を近く聴取する方針を固めたことが19日、関係者への取材で分かった。特捜部は秋元被告が贈賄側への偽証依頼に関わったかどうかを慎重に見極める。 証人買収事件をめぐっては、会社役員、淡路明人容疑者(54)ら3人が、今年6~7月、秋元被告の裁判で、秋元被告に有利な虚偽の証言をするよう贈賄側に依頼し、現金の提供を申し込んだとして、組織犯罪処罰法違反(証人等買収)容疑で特捜部に逮捕されている。 関係者によると、淡路容疑者は秋元被告の支援者の1人で、保釈後に面会していたことが判明している。特捜部は秋元被告を直接聴取し、3容疑者との関係性や証人買収事件への関与を捜査するもようだ。 秋元被告はこれまで産経新聞の取材に対し、「報道されている(証人買収)事件に私は、一切関与しておりません。保釈条件は守っています」と回答している。 秋元被告は平成16年の参院選で初当選。24年の衆院選で比例復活当選し、29年の衆院選で3選を果たした。内閣府、国土交通省の副大臣などを歴任したが、昨年12月、IR汚職事件で収賄容疑で逮捕された。現在は保釈されているが、裁判期日は指定されていない。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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