秋元議員「一切身に覚えない」　収賄容疑を否認

　カジノを含む統合型リゾート（ＩＲ）事業への参入を目指していた中国企業側から３７０万円相当の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は２５日、元内閣府副大臣でＩＲ担当だった衆院議員の秋元司容疑者（４８）＝東京１５区＝を収賄容疑で逮捕した。

　特捜部は秋元議員の認否を明らかにしていないが、関係者によると、秋元議員は「一切身に覚えがない」と容疑を否認しているという。秋元議員は同日付で自民党を離党した。

　贈賄容疑で逮捕されたのは、中国企業「５００ドットコム」副社長を名乗っていた鄭希（３７）＝東京都港区＝、同社顧問の紺野昌彦（４８）＝那覇市＝、同じく顧問で元沖縄県浦添市議の仲里勝憲（４７）＝浦添市＝の３容疑者。

　特捜部によると、秋元議員は２０１７年８月～１８年１０月、内閣府副大臣のＩＲ担当だった。同社のＩＲ事業に便宜を図る見返りに、この期間内の１７年９月、都内で現金３００万円を受け取ったほか、１８年２月の北海道留寿都（るすつ）村への家族旅行の飛行機代や宿泊代７０万円相当の費用を負担してもらった疑いがある。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル