政府の洋上風力発電事業をめぐる汚職事件で東京地検特捜部が、衆院議員・秋本真利容疑者(48)の逮捕容疑について、青森県沖の規制緩和と事業者選定の審査基準見直しという、少なくとも2点の国会質問を業者から依頼された見返りに賄賂を受け取ったと認定していたことが、関係者への取材でわかった。
秋本議員は再エネ海域利用法に基づく洋上風力事業をめぐり、同社の塚脇正幸前社長(64)=贈賄容疑で在宅捜査=から同社に有利な国会質問を依頼され、約6146万円の賄賂を受領した受託収賄容疑で逮捕された。
関係者によると、特捜部は、2019~22年に①同社が陸奥湾で事業参入を目指す青森県沖の規制緩和②事業者選定の審査基準の見直し、という少なくとも2点の国会質問を、議員会館の事務所などで依頼されたと認定したという。
秋本議員は依頼を受けて実際に国会で質問し、趣味の競走馬の経費などとして謝礼を受け取ったとされる。秋本議員は容疑を否認する一方、塚脇氏は認めているという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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