宮野拓也
停滞した梅雨前線の影響で、東北地方の日本海側を中心に記録的な大雨となった。秋田県や青森県の一部では、14日からの降水量が平年の7月の1カ月分を大きく上回った。
気象庁によると、降り始めから16日正午までのうちの24時間降水量が観測史上最多となったのは、229・0ミリを観測した秋田県能代市など秋田県内の8地点。降り始めから16日午後2時までの総降水量は秋田市仁別で415・5ミリで、平年の7月の1・5倍近くとなった。
この大雨は、梅雨が終わりに近づき梅雨前線が北上し、活発化したことでもたらされた。高気圧が14日から一定の勢力を保って、気圧配置が大きく変わらなかったことから、秋田県など特定の地域で大雨が続いたという。
前線は16日夜ごろに活動が弱まる見通し。ただ、東北地方には暖かく湿った空気の流入が続き、17日も局地的な大雨となる可能性があるとしている。(宮野拓也)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル