他人に譲り渡す目的を隠して口座を開設し、キャッシュカードをだまし取ったとして、秋田県警は29日、県警警備1課の巡査長、松山直樹容疑者(32)=秋田市泉北1丁目=を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。「だまし取ったのは間違いない」と容疑を認めているという。
監察課によると、松山容疑者は1月、第三者に譲り渡す目的を隠して東京都内の金融機関にインターネットで口座を開設し、キャッシュカード1枚をだまし取った疑いがある。関東在住の高齢女性が特殊詐欺の被害に遭った事件で、4月に警察庁から県警に対し、送金先が松山容疑者の口座の疑いがあると情報提供があり、調べていた。
県警の落合大地警務部長は「県民の皆さまに深くおわび申し上げる。今後、厳正に対処する」とのコメントを出した。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル