秋田竿燈まつり開幕 夜空に輝く提灯 「どっこいしょ」のかけ声復活

 東北三大祭りの一つ「秋田竿燈(かんとう)まつり」が3日、秋田市で始まった。7月の記録的な大雨で多くの民家が浸水などの被害を受け、今も復旧作業が続く。一時は開催を危ぶむ声も出たが、コロナ禍前と同じ形での開催となった。6日まで。

 ちょうちんを米俵に、竿燈全体を稲穂に見立て、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。竿燈は「大若」「中若」などに分けられ、最も大きい「大若」は重さ約50キロ。さおの長さを伸ばす「継ぎ竹」を足すと高さ15~16メートルにもなる。

 祭りには、昨年を上回る67団体が参加。256本の竿燈が夜空を彩った。昨年は感染対策で「どっこいしょ、どっこいしょ」と繰り返すかけ声を自粛して事前録音したものを流したが、今年は復活。「差し手」と呼ばれる演者が額や腰に竿燈をのせると、沿道の観衆から拍手が送られた。

 秋田市竿燈会の加賀屋政人会…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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