秋篠宮ご夫妻、首里城の火災現場視察 残念そうな口ぶり

 沖縄県を訪問していた秋篠宮ご夫妻は15日、那覇市の県立芸術大学の敷地内から、10月の火災で、正殿などが全焼した首里城の様子を視察した。秋篠宮さまは3月に首里城を私的に訪れており、案内した玉城デニー知事に「あれが燃えてしまった北殿ですね」などと残念そうに話したという。

 同大学は、首里城に近接しており、焼失した北殿などが見える場所。火災前は遠望に正殿も確認できたが、火災後は、ぽっかり空間が出来ている。

 玉城知事が火災前後の首里城の上空写真のパネルを見せながら説明した。秋篠宮さまはパネルを見ながら、今年3月の訪問のルートを重ね合わせていた。玉城知事によると、ご夫妻との昼食時にも首里城の火災が話題になり、秋篠宮さまから首里城の収蔵品の焼失について心配する質問があったという。

 これに先立ち、ご夫妻は宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた全国育樹祭の式典に出席。秋篠宮さまは「かけがえのない豊かな森林を後世へと引き継いでいくことは、人類はもとより、地球上に暮らすあまたの生き物たちにとって大変重要なことと考えます」とあいさつした。(長谷文)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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