秋篠宮さま、眞子さまの結婚「認める」 誕生日の会見で

 秋篠宮さまは30日に55歳の誕生日を迎え、これに先立って記者会見した。結婚が延期されている長女眞子さまと小室圭さんについて「結婚することを認める」と述べ、2人の気持ちを尊重する意向を示した。

 ただ、小室さんの家族をめぐる金銭トラブルを念頭に「多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」との見解を示し、それらへの対応が「見える形になるというのは必要なことではないか」と述べた。

 会見は東京・元赤坂の赤坂東邸で20日に行われた。眞子さまが宮内庁を通じて13日に公表した文書で「結婚に向けて、私たちそれぞれが自身の家族とも相談をしながら進んでまいりたい」と結婚への強い意思を明かしていたことから、秋篠宮さまの発言に注目が集まっていた。

 結婚を認めた理由については「憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきだと考えています」と言及。「結婚と婚約は違いますから、結婚については本当にしっかりした確固たる意志があれば、それを尊重するべきだと私は思います」と強調した。

 眞子さまの結婚は、2017年末に小室さんの家族の金銭トラブルが週刊誌で報じられた後、18年2月に延期が発表された。秋篠宮さまは同年11月の会見で、「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ、婚約にあたる納采の儀を行うことはできない」と述べていた。

 皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」の立場を広く示す立皇嗣の礼を終えたことについては「即位礼関連の儀式の一連が終了したことに安堵(あんど)している」と明かし、「以前と変わらずひとつひとつのことを大切に務めていきたい」と述べた。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する状況には「なんとか早い時期に収束してほしいなという願いを持っています」とし、困っている人たちに心を寄せていくために「その時々にあわせて何をすることができるのか」を常に考えていくことが大事だとした。

 来年中学3年になる悠仁さまの進学先については、「本人とよくよく相談したい」と述べた。(杉浦達朗、斎藤智子)

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 20日に行われた秋篠宮さまの誕生日会見の主な内容は、次の通り。

 ――立皇嗣の礼が終わり、改め…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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