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秋篠宮さまは30日、55歳の誕生日を迎えられました。これに先立ち、20日の記者会見で、秋篠宮さまは、皇位継承順位1位の“皇嗣(こうし)”となったことを示す『立皇嗣の礼』や、新型コロナウイルスの問題などについて触れた後、長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚について、質問に答える形で発言されました。
秋篠宮さま:「結婚することを認めるということです」 秋篠宮さまの会見の1週間前、眞子さまは、結婚について「結婚は生きていくために必要な選択」とお気持ちを発表されていました。この眞子さまの言葉に、秋篠宮さまは、“容認”という形で応じられました。眞子さまと小室さんの婚約が内定したのは約3年前。しかし、小室さんの母親と元婚約者の間の金銭トラブルが取りざたされました。2018年3月に一般の結納にあたる『納采の儀』が予定されていましたが、宮内庁は1カ月前になって延期を発表しました。その後、小室さんは、弁護士資格の取得を目指し、アメリカへ留学。2018年の会見で、秋篠宮さまは2人について「多くの人が納得し、喜んでくれる状況。そういう状況にならなければ、いわゆる婚約に当たる『納采の儀』を行うことはできません」と語られていました。 こうしたご発言から、今回の“結婚容認”へ態度を一転されたかのようにも見えますが、そうではないようです。
秋篠宮さま:「あくまで私の主観になりますけど、感じとしては、決して多くの人が納得し、喜んでくれている状況ではないと思っています。そのことは娘も恐らく、同じ気持ちを持っていると考えております。結婚と婚約は違いますから、結婚については、本当にしっかりした確固たる意志があれば、それを尊重するべきだと私は思います」
ここで秋篠宮さまが言及されたのは、憲法です。第24条は『婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立』するとしています。秋篠宮さまは、眞子さまと小室さんの結婚は認めた一方で、「結婚と婚約は違う」として、延期されている『納采の儀』には言及されませんでした。
皇室ジャーナリスト・山下晋司氏:「眞子さまは、結婚をする権利をお持ちなわけだから、『親としても止められない』という意味だと私は取っている。『納采の儀』は、家と家との話。責任者の秋篠宮さまの判断。(2年前)多くの方が納得して喜んでくれる状況を作ってほしいと。今回の会見でも『そういう状況になっているようには感じない』と。2年前の『このままでは納采の儀は出来ない』というのが、今もいきている」 一方で、小室さんの母親と金銭トラブルがあった元婚約者の男性の代理人は、ANNの取材に「眞子さまがお気持ちを発表されたことをきっかけに、男性はお金の返済を求めない意向を公表する決意をした」としています。ただ、いずれにしても、今回、浮かび上がったのは、皇族の立場とプライベートのバランスです。
皇室ジャーナリスト・山下晋司氏:「皇族の“公”と“私”の問題は、非常に難しい。国民の価値観とともに皇室も変わっていく。学校生活を送られたり、普段の生活をされていくのは、育っていく価値観っていうのが我々に近づいてくるだろう。皇族という使命感を持ち続けるのは、昔より難しい」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース