多田晃子
秋篠宮さまと長男悠仁さま(16)は30日、鹿児島県内で開催中の第47回全国高校総合文化祭「2023かごしま総文」の会場で研究発表や作品を見学し、高校生と交流した。悠仁さまが地方公務に臨むのは今回が初めて。
自然科学部門の会場では、高校生による生物分野の研究発表を見学。秋篠宮さまは皇族初の理学博士号を取得するなど、生物関連の研究に取り組み、悠仁さまはトンボ類の生息環境の調査などを続けている。悠仁さまは発表した生徒に「トンボにすごく興味がある」「トウキョウサンショウウオを見てみたい」と話したという。
美術・工芸部門の会場に続き、県立曽於高校も訪問。「第12回全国和牛能力共進会」の特別区で首席を獲得した同校の出品牛にエサやりをし、牛の引き運動や静止調教を見学。秋篠宮さまは調教の目的などを、悠仁さまは牛のきれいな姿勢の保ち方などを質問したという。
29日に総文祭の総合開会式に出席し、パレードを観覧。悠仁さまについて側近は「(秋篠宮さまの)なさりようを間近にご覧になって、色々なことを学ばれたのでは。皇室の方が公的行事にお出ましになるということはどういうことなのか、これから徐々にお感じになったり学ばれたりする、その一歩」と話した。新型コロナの感染が確認された紀子さまは訪問を取りやめ、宮邸で開会式とパレードをオンラインで視聴した。(多田晃子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル