移住先の山村で夢の本屋を開いた2児の母 きっかけは凄腕上司の言葉

 人口減少が著しい山村で、東京から移住した女性が空き家を改装し、書店を開いた。新たな地で温めてきた夢を実現させた。

 地元の人たちと交流を始め、「今年は全国の本好きたちとつながる」と初夢を描いている。

 20代で日本語の美しさに気づいた。

 30代、本棚の魅力にとりつかれた。

 酒井七海さんはいま、42歳。

 人口1500人余りの山梨県道志村に昨年7月、村唯一の「本屋さん」を開いた。

 辺りは田舎暮らしにあこがれて移住してきた人も多く、別荘も点在する。

 店にはカフェを設け、庭の木々を眺めながら、ゆったりとリラックスした気分で過ごせる。自分好みにこだわり、文化の発信基地を目指す。「様々な人が集まる交差点のような場にしたい」

20代はロックバンドに一人旅、海外留学

 東京都町田市から3月に家族で移住し、自宅近くの空き家を改装して広さ30平方メートル余りの店舗を構えた。

 新刊と古本で計約700冊…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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