税務署かたる不審メールに注意!手口が巧妙化…アドレス本物か確認を

 「税務署からのお知らせ」などとかたり、個人情報を抜き取ろうとする不審なメールやショートメッセージが相次いでいる。国税庁によると、利用が増えている電子申告「e―Tax(イータックス)」の関連を装ったメールも確認されており、同庁がホームページ(HP)などで注意を呼びかけている。

 国税庁側が3月に確認したメールは、件名に「税務署からのお知らせ【e―Tax個人アカウントの登録確認に関する重要なお知らせ】」とあり、「税務サービスの便利な利用のため、情報更新をお願いしている」などとして、個人情報を抜き取るための偽のウェブサイトに誘導するものだったという。

 e―Tax利用者には国税庁から「お知らせ」が発信されることもあるが、このメールは「info@e-tax.nta.go.jp」のアドレスから送られる。

 国税庁を装ったメールは数年前から確認されているが、手口も巧妙化。送信元を「本物」のアドレスに似せた偽メールも確認されているという。国税庁広報広聴室の担当者は「アドレスが本物かどうかをよく確認してほしい。メールの文面や手口の類型も増えているので、今後も継続して注意点をHPなどで広報していく」と話している。詳細は国税庁HP(https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_oshirase_mail.htm)。

 e―Taxはスマートフォンなどを使って税務申告ができる制度。2022年分の確定申告では、自宅からe―Taxを使って自分で申告書を提出した人は約592万人で、18年分と比べて約5倍に増加した。(高橋俊成)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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