沖縄は所々で猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、那覇市も1時間70ミリ以上の雨。久米島などはわずか3時間で100ミリ超えの大雨。東日本も午後は雨の降り方に注意。
【ポイント】
沖縄で息苦しくなるような圧迫感のある雨の降り方になっています。土砂災害に厳重な警戒が必要です。河川の氾濫、低い土地の浸水などにも警戒してください。
きょう(6日:振替休日)は大陸から沖縄近海に前線が延びています。南から暖かく湿った空気が流れこみ、前線に近い沖縄や奄美で大気の状態が非常に不安定になっています。今朝は沖縄県のあちらこちらで猛烈や雨や非常に激しい雨を観測し、記録的短時間大雨情報が複数回発表されています。また、わずか3時間で100ミリを超える雨の降った所が那覇市や南城市など複数地点あります。前線は今夜にかけて徐々に南へ下がる見通しですが、沖縄や奄美では夕方にかけて雨の降り方に警戒・注意が必要です。一方、別の前線が本州南岸に延び、前線上に発生する低気圧が関東沖を東へ進む見込みです。このため、中国、四国から関東にかけても所々に雨雲がかかるでしょう。局地的にカミナリを伴って雨脚が強まる見込みです。
【全国の天気】
沖縄と奄美は夕方にかけて雨雲がかかりやすいでしょう。大雨のピークは昼前までですが、猛烈な雨や非常に激しい雨を観測したような所では、雨の降り方が弱まっても、土砂災害などに警戒が必要です。九州は晴れますが、南部を中心に、にわか雨の所があるでしょう。中国、四国、近畿は雲が広がりやすく、あちらこちらで雨や雷雨になる見込みです。東海や北陸も雨が降ったりやんだりで雷を伴う所があるでしょう。関東甲信も昼頃には広い範囲に雨雲がかかり、局地的には雷を伴い、降り方が強まりそうです。東北は昼前後は所々で雷雨があるでしょう。北海道は昼過ぎには雨が降りだし、夕方には北部、夜は東部へと雨域が広がりそうです。なお、北海道は夜には山沿いで雪のまじる所があるでしょう。
日本気象協会 本社 相原 恵理子
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