フランスの発明家、フランキー・ザパタ氏(40)が4日、起立した姿勢で空を自在に飛べる「フライボード」で英仏海峡の横断に成功した。
AFP通信によると、「フライボード」は五つのターボジェットエンジンを搭載、最高時速は190キロメートルに達する。ザパタ氏は4日朝、仏北部のサンガットを飛び立ち、海から15~20メートルの高さを飛行。一度給油のため洋上の船に降り立ったが、約20分で長さ約35キロメートルの海峡を飛びきった。
ザパタ氏は元水上バイクの選手。7月下旬にも横断に挑戦したが、船上での給油に失敗して着水していた。今後は空飛ぶ車を開発する計画もあるという。同通信によると、ザパタ氏は4日、横断に成功した後、「疲れた。バカンスが必要だ」と語ったという。(パリ=疋田多揚)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル