突然姿消えたままの子ども、全国で10人超 15年以上不明の事例

 自宅や親戚宅、近所の路上、竹林、パチンコ店から、幼い我が子の行方が突然わからなくなる。それもわずかな間に――。1990年以降に姿が消え、15年以上が経過した10歳未満の子どもは10人を超える。家族や友人たちは願い続ける。「一日も早く帰ってきて」と。

 警察庁のまとめによると、2021年に警察に行方不明者届が出された10歳未満の子どもは1010人。この数年、1千~1200人台で推移している。大半はすぐに所在が確認されるが、不明のまま公開捜査に切り替わるケースもある。

 事件性が高いケースもある。1996年に群馬県太田市のパチンコ店から行方がわからなくなった横山ゆかりさん(当時4)、2003年に大阪府熊取町の自宅近くで不明になった吉川友梨さん(同9)は、略取誘拐事件とみられている。捜査本部は目撃者を捜し続け、有力な情報提供者には懸賞金を払うことにしている。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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