突然目の前で道路が封鎖される町
いよいよ開幕したG20。市内の有名ホテルの数々に世界の首脳たちが宿泊しているので、彼らがホテルを出発したり、帰ってくるたびに、あちこちで突然、通行止めなどの交通規制が行われる。交通規制が行われることは事前に周知徹底されていたためか、そもそも市内中心部はほとんど車が通っておらず、さながらゴーストタウンのよう。タクシー運転手によると「車も人も、普段の10分の1くらい」だという。
G20で盛り上がっているかと思えば、大阪市内はあちこちスカスカだ。
どこに人がいるのだろうか?とりあえず大阪城に向かおうとタクシーに乗っていたら、突然目の前で道路封鎖。一度はまると「15分くらい動けなくなる」とのこと。確かに車移動はリスキーだ。そうして、大回りしながらたどり着いた大阪城は大変なことになっていた。
完全封鎖の大阪城は“皇居”のような緊張感
大阪城につながる出入り口はすべて警察官や警備員が完全封鎖。中に一般人は入れず、まるで皇居のように半端ない緊張感に包まれていた。
封鎖された入り口で右往左往していた観光客の親子に聞いてみると「台湾からきたの。G20は知っていたけど、大阪城が入れないなんて知らなかったわ」と落胆していた。
しかし、町行くおばちゃんによると「あっち行ったらお城ばっちり見えるで!」とのことなので、歩いていってみると…お堀の外から多くの観光客が記念撮影していた。
自撮りに夢中になっていた若い女性観光客に声をかけてみると、マレーシアから来た女子大生だった。「2日前に来て明日、旅立つ」という。
サミット開催に合わせたかのようなピンポイントな日程。
「G20があるのを知ってて来たの?」と聞いてみると「…G20てなに?」
G20をそもそも知らなかった。
「サミットだよ。各国の大統領とかが、みんな大阪に集まっているんだよ」と説明すると「知らなかった!!だからこんなに警察もいて、お城にも入れなかったの!!」と爆笑していた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース