東京都八王子市の賃貸アパートで17日、1階と2階をつなぐ外階段が落ち、階段を上っていた住民の女性が地面に転落する事故があった。女性は5日後に死亡した。何が起きたのか。
現場は築8年の木造3階建てアパート。警視庁によると、死亡したのは3階に住む大手里美さん(58)。約2メートル下の地面に落ち22日に亡くなった。死因は外因性脳挫傷とみられるという。
鉄製の階段は木製の踊り場と接合されていた。捜査関係者によると、踊り場の腐食によって階段が崩落した可能性があるという。
事故の2時間ほど前には階段の一部が壊れ、管理会社が応急処置を施していた。事故後には、踊り場の構造が設計段階と異なっていた可能性も浮上。警視庁は設計や施工、安全管理に問題があった可能性があるとみており、業務上過失致死の疑いで調べている。(横山輝、岩田恵実)
設計者「変更の連絡はなかった」
アパートを設計した男性が23日、朝日新聞の取材に応じた。
男性は、木製の部品の腐食が…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル