大阪市住吉区に住む小学6年の女児(12)が行方不明になり、栃木県小山市で保護された事件で、自称派遣社員の伊藤仁士容疑者(35)が小山市の自宅に女児を連れ帰って以降、窓のカーテンやシャッターを閉め切った状態で外部からの視界を遮っていたことが捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は25日午後、伊藤容疑者を未成年者誘拐容疑に監禁容疑を加えて送検した。
捜査1課によると、伊藤容疑者の送検容疑は17日に大阪市住吉区から電車で在来線を乗り継いで栃木県小山市の自宅へ未成年の女児を誘拐し、18日午前0時から、女児が逃げ出す23日午前10時ごろまでの間、自宅に監禁したというもの。
捜査関係者によると、伊藤容疑者は女児のスマホを取り上げ、靴を隠していたほか、自宅の窓のカーテン、玄関脇の車庫とみられるシャッターをいずれも閉め切っており、外から家の中の様子はうかがえなかったという。女児も家の中から外を見られない状態だったとされる。府警は、女児が伊藤容疑者の自宅に連れ込まれた17日夜以降、一度も外出できなかったとみている。
女児が伊藤容疑者の自宅から逃…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル