窮地のヒーローへ付箋6枚のメッセージ 50年前の縁が背中を押した

 茨城県のご当地ヒーローとして2007年から活動している「時空戦士イバライガー」。

 納豆やメロンといった「茨城っぽさ」をあえて表に出さず、かっこいいビジュアルやアクションが人気だ。

 有償のショーだけでなく、ボランティアで地域パトロールをしたり、防犯教室を開いたり。

 クリスマスには児童養護施設でプレゼントを配るなどし、年250日活動したこともあった。

 知名度も人気も高まり、20社を超えるスポンサーがついていた2020年2月、コロナ禍に見舞われた。

 続々とショーがキャンセルになり、3月以降は完全にストップ。

 主な活動資金源だった興行収入や、会場でのグッズ販売が突然ゼロになった。

 コロナ禍の約2年半、スポンサー各社は契約を継続してくれていたが、今年9月にメインスポンサーが撤退。

 いよいよ活動が厳しくなり、運営団体の茨城元気計画(つくば市)は「イバライガー支援プロジェクト」を立ち上げた。

 街頭に立って募金活動をし、グッズ購入や返礼品がもらえる寄付を呼びかけた。

 開始から約2カ月後の11月上旬、代表の卯都木睦(うつぎあつし)さん(55)のもとに一通の封筒が届いた。

 中には付箋(ふせん)6枚が…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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