立教大は25日、理学部の常盤広明教授(57)が国の研究費など約90万円を不正に使用していたと発表した。うち56万円余りは海外から来た研究員の給与に充てていたが、約9万円は私的に流用していたという。
調査によると、教授は昨年、56万8千円を国の研究費から大学院生3人が研究の補助をしたアルバイト代として支出したが、実際は外国人研究員に給与として支給していた。教授は「研究者が無給だったので何とかしてあげたかった」という趣旨の話をしたという。
一方、教授が私的な会合に自分の子どもと参加した旅費約9万円を研究費から支出していた件もあり、大学は私的流用と判断した。大学は不正に請求された約90万円を教授に請求する方針。規定に基づく処分も実施するという。(合田禄)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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