楢崎貴司
著名人らを繰り返し脅迫したなどとして暴力行為等処罰法違反容疑などで逮捕状が出ている、前参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)の帰国を前に、同容疑者が所属していたNHK党(現・政治家女子48党)の党首だった立花孝志氏が4日午後、東京都内で会見を開いた。「逮捕はイコール有罪確定ではない。司法での戦いを党として全力でサポートする」と述べ、次期衆院選や2年後の参院選で「再度、国会議員に挑戦してもらいたい」と語った。
立花氏は会見で「彼の言っていることが正しいこともある。必要以上に罪を着せられる可能性もある」と主張。党として弁護士費用の立て替えやカンパを募ることなどで支援する意向を示した。
立花氏によると、帰国については4日朝、ガーシー氏とのSNSでのやり取りで把握した。立花氏が「逮捕されても頑張って!」「保釈させる!」などと送ると、ガーシー氏から「そーなれば、ええんですが!!」と返信があったという。ただ、帰国を決めた理由の詳細はわからないという。
ガーシー氏は、昨夏の参院選で初当選後、アラブ首長国連邦(UAE)などの外国に滞在したまま一度も国会に出席せず、今年3月15日に参院本会議で「除名」の懲罰処分が決まり、議員資格を失った。警視庁は、滞在先の同国のドバイから成田空港への帰国を待って、逮捕する方針を固めている。(楢崎貴司)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル