2020年度に第1子を出産した母親のうち、仕事を持っていた人の割合が62・9%だったことがわかった。厚生労働省が3日、人口動態職業・産業別統計を公表した。5年前の前回調査(15年度)の45・8%から17・1ポイント上昇。1970年度の調査開始以来、初めて過半を超え、過去最高となった。
少子化が急速に進む中で、子育てと仕事を両立できる支援策の必要性が改めて浮き彫りになった。
調査は5年に1度、国勢調査にあわせて実施されている。第1子を出産したときに仕事を持っていた母親は、20年度が24万508人で、15年度の21万7650人から大きく増えた。第2子の出産時に仕事をもっていた母親(20年度)の割合は57・7%(前回比18・0ポイント増)だった。いずれも過去最高を更新した。
結婚した夫婦の就業状態でみ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル