第2次世界大戦中、大分県宇佐市にあった宇佐海軍航空隊の施設や訓練風景などを撮った写真が、戦争記録の発掘をしている市民団体「豊の国宇佐市塾」(平田崇英(そうえい)塾長)によって発見された。隊所属の写真班の兵士が撮影したものとみられ、撮影に厳しい規制があった軍施設内の様子がわかる資料的価値の高い写真も含まれている。
宇佐海軍航空隊は1939(昭和14)年、艦上攻撃機などの練習航空隊として開設され、隊員は一時約5500人いた。第2次大戦末期には特攻隊の訓練基地となり、154人が出撃して戦死した。学徒出陣した特攻隊員を描いた阿川弘之の小説「雲の墓標」の舞台にもなった。
写真は塾生で会社員の藤原耕(…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル