コロナ対策の先進例として注目されてきた東京都墨田区。昨年の1、2回目のワクチン接種でも、そのスピード感が目立ちました。しかし接種の最前線である自治体では、国の政策の影響で、「3回目」を前にした現在も様々な問題が起きているようです。ワクチン施策を統括する岩瀬均・福祉保健部担当次長に、国への注文と墨田区の戦略を聞きました。
――墨田区はコロナ対策の先進例として取り上げられてきましたが、ワクチン接種を含め、現状はどうなっていますか。
「区内でも陽性者は急増しています。保健所の態勢強化では全国に先駆けて、事務作業は区役所の他業務の職員、保健師業務は民間の看護師に応援してもらってきました。それでも、陽性者への連絡が翌日になってしまうことが起き始めています」
「ワクチン接種はまず医療従事者からという昨年からの方針を踏襲して、希望する区内の医療従事者にはもう追加接種を終えました。医療従事者への接種は本来、東京都の仕事ですが、待っているといつになるか分かりませんから」
――一般の追加接種は?
「まず2回目接種から7カ月…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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