「新宿に人がいなくて寂しい」「感染拡大におびえる」「新宿は『差別』されているのか 『区別』されているのか」
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、新宿・歌舞伎町に、筆談でのコミュニケーションを推奨するカフェ&バー「デカメロン」が、10月30日まで、100日限定で開いている。
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薄暗い店内のカウンターには鉛筆とノートが置いてあり、客や店員が文字で会話する。ペンを走らせる音が、かすかに響く中、慣れないやりとりに思わず声を漏らす客もいる。ノートは誰でも閲覧可能だ。国や都に名指しされた「夜の街」に訪れた人々の思いを垣間見ることができる。
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運営する「Smappa!Group」(東京都新宿区)の手塚マキ会長(42)は「この町に来る人や居る人の本音を知り、生の声を感じてほしい」。コロナ禍の歌舞伎町で、生き残る新しい営業形態を模索し続けるという。
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内装の一部には、コロナの影響で廃業したオフィスや飲食店から譲り受けた電化製品などを利活用。書籍の販売や「コロナ」をテーマにしたアート展示も行っている。携わった芸術家の飯田竜太さん(38)は「『今』という状況を最も体感できる新宿という場所を記憶・記録するために作りました」と話している。(藤原伸雄)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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