中川運河の最下流にかかる中川橋(名古屋市港区)が、24日から再び通行できるようになる。地震対策や道路拡幅などのため、2011年から改築工事が続いていた。
中川橋は1930年に完成した。市内で数少ない鋼製のアーチ橋だ。築89年が経過してもアーチなど橋桁には問題がなかったため、橋を支える橋台を造り直したが、橋桁は一部を補修しただけで、ほぼそのまま再利用したという。
工事の途中には、重さ約600トンの橋を一時取り外し、上流側に移動させる作業もあった。23日夜に現在車が通行している仮橋から順次、切り替えられる。2020年度まで仮橋の撤去工事などが続く予定。
開通前の19日午前9時~正午には、橋を間近で見ることができる見学会が開かれる。事前申し込みは不要。駐車スペースは用意されていないという。荒天時は中止。問い合わせは市道路建設課(052・972・2866)。(戸村登)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル