築100年の土蔵を「蔵宿」に インバウンド需要見込み6月末から

 足尾銅山への火薬販売などで財をなした新宇(あらう)商店=群馬県みどり市大間々町=の築約100年の蔵がリノベーションされ、宿泊施設「銅(あかがね)の夢」に生まれ変わった。6月末から宿泊できる。インバウンド(訪日外国人旅行)の需要を見込み、日本らしい土蔵に泊まってもらう「蔵宿(くらやど)」として、過疎化が進む地域のにぎわいづくりの一翼を担う。

 みどり市大間々町は、足尾銅山(栃木県日光市)で産出した銅を江戸に運ぶ「銅山(あかがね)街道」の中継地として栄えた。新宇商店はここで江戸時代から商売する。肥料や飼料、陶磁器、火薬、建材など、時代に合わせて扱う主力商品は変わってきた。

江戸時代は銅山街道の中継地

 広い敷地には、明治以降に建てられた築100年前後の蔵が5棟ある。

 このうち、2号蔵(1925…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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