大室一也
主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席したバイデン米大統領とともに来日した妻のジル・バイデン氏が21日、米軍岩国基地(山口県岩国市)を訪問し、基地内にある高校の卒業式を前にしたイベントに参加。生徒や軍人・軍属、その家族らをねぎらった。
ジル氏は卒業を控えた42人一人ひとりと握手したあと、スピーチに立ち、父親が第2次世界大戦時の海軍軍人だったことや、軍人の子である自身は心の傷や痛みを克服することを学びながら成長したことに言及した。ジル氏の子どもも軍人だという。
生徒が卒業後、軍に入る道を選ぶかどうかにかかわらず、それぞれのやり方で国に貢献してくれるだろうと期待を述べた上で、「みなさんにとって意義のあるどんなやり方であっても、貢献できる道を探し続けてください」と呼びかけた。
26日に卒業式を控えたマデリン・メディナさん(18)は「『学校にファーストレディーが来て会った』と言える生徒は多くない。ラッキーだった」と喜んだ。父は海軍軍人。父に伴って10回引っ越しを経験し、この日も父は勤務で出港したばかり。情緒不安定になることもあり、ジル氏は軍人の子どもの生活を的確に表現していたと話した。(大室一也)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment